本日の「冥界の果実」

我が家の「冥界の果実」ザクロ。
 
少々タコさんウィンナーっぽい。
 
 
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もう少し育って、ザクロっぽくなった、というより、
 
たこ焼きちっくな感じ。
 
 
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まだまだ。
 
 
ザクロといえば、「プロセルピナ(ペルセフォネ)」。
 
プロセルピナはギリシャ神話の、ゼウスと豊饒神・デメテルの娘で、冥界の神・ハデスの妻。
冥界の果実を口にしてしまったため、地上には完全に復帰はできず、一年のうち、一定の期間は冥界に留まることに。
 
 
ジャン・ロレンツォ・ベルニーニの「プロセルピナの略奪」です。 
彼女が水仙の花を摘もうと近づいた時、突然地面が裂け、現れたハデスは彼女を冥界まで連れ去ってしまうのですが、これはその誘拐の場面。 
 

プロセルピナの略奪 1621年-1622年 ボルケーゼ美術館蔵

プロセルピナの略奪 1621年-1622年 ボルケーゼ美術館蔵

プロセルピナの略奪 _ Galleria Borghese _ CC-BY-SA-3.0

  

 
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プロセルピナの略奪(細部)

プロセルピナの略奪(細部)

プロセルピナの略奪(細部) _ Int3gr4te _ CC-BY-SA-3.0-migrated

 
 

プロセルピナの略奪(細部)

プロセルピナの略奪(細部)
 
 
 

プロセルピナの頭部 1620年代 ワルシャワ国立博物館蔵

プロセルピナの頭部 1620年代 ワルシャワ国立博物館

頭部BurgererSF _ CC-Zero

 
 
ベルニーニの作品はどれも素晴らしいものばかりです。
大理石で創られている、なんて思えません。
プロセルピナの柔らかな肉体に食い込む、ハデスの指の力の強さ。彼女を冥界に連れ去ろうとする彼の意思の強さを感じます。
 
波打つ髪。緊張する、彼女の足の指。
細部までとてもリアルです。
 
 
 
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