夏の暑さで体調を崩した時に唱える呪文

【夏の暑さで体調を崩したら】 その一
 
疝は 幾瀬渡りて 伝つる苦ぞ 
幾瀬渡りて 九瀬ぞかし
 
という呪文を三回唱えるといいそうです。
 
疝は「しらたみ」と読みます。
ですので、上の「しらたみは いくせわたりて つつるくぞ いくせわたりて ここのせぞかし」の意味は、 「疝というのは、幾つの瀬を渡るまで続く苦しみなのだろうか。幾つもの瀬を渡って九つの瀬を渡るまでであるようだ」。(「王朝貴族のおまじない」 繁田信一 著  ビイング・ネット・プレス)
 
で、疝って?
 
「下腹部の引き攣ったような痛みを意味する」そうです。
 
暑い、暑い日本の夏。
夏風邪に「霍乱」に、調子も悪くなりますよねぇ。平安時代の貴族もそれで倒れたようです。
 
あ、霍乱ですか?
 
「暑さにあてられて嘔吐や下痢の症状を見せるという病気ですから、今のみなさんが「日射病」や「熱射病」と呼ぶ病気に相当」するらしい。
 
 
たかが、日射病・熱射病と甘く見ないで、屋外では帽子を被るとか、適切に水分・塩分の補給をしなくちゃね。
 
私も一昨年、昼の炎天下に外出中、具合が悪くなり、ホントに暑さに「あてられた」感じになりました。今年は仕事先でも、「外で作業中に気持ちが悪くなった」「突然、指がつって、塩飴貰ってなめたら症状が軽くなった」という話をよく聞きます。体力を過信せず、安全作業、ですね。
 
 
 
イメージ 1
 
風情があって、好きな花の一つ・ホタルブクロ。
 
日陰で、少し涼しそう。