「カキを食べながら観劇」 週刊STの記事

新聞を整理していたら、こんな記事の切り抜きが出てきました。
 
「Oysters a 16th-century theater treat 昔はカキを食べながら観劇」
(Friday, February 12, 2010)
 
 Elizabethan theatergoers chomped on an exotic array of foods while enjoying the latest plays of the day,  new evidence found at the sites of Shakespearean playhouse in London suggests. Archaeologists say choice Tudor snacks included oysters by the cart load, crab and other shellfish like mussels, whelks and  periwinkles.  (Reuters)
 
 
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                                            エリザベス1世(在位 1558年-1603年)
 
 
 
 1500年代、エリザベス女王の時代、芝居好きの人々は、芝居を観ながらたくさんのカキを食べていた、ということだそうです。それって、ポップコーンとかポテトチップスみたいな感じ?それとも、日本で言う幕の内弁当的な??(「観劇中」ってあるけどね!)
 
 
「choice (精選された) Tudor snacks (チューダー朝の軽食)」に含まれるものとして、他に crab (カニ)や mussels (イガイ)、whelks(ウェルク)、periwinkles (タマキビ)などの貝の名も挙げられています。
 
 
Wikipediaによると、
「英語でカキを指す“oyster”は日本語の「カキ」よりも広義に使われ、岩に着生する二枚貝のうち、形がやや不定形で表面が滑らかでないもの一般を指し、アコヤガイ類やウミギク科、あるいはかなり縁遠いキクザルガイ科などもoysterと呼ばれることがある。」
 
「食用としての歴史は非常に長く、世界中で食され、最も人類が親しんできた貝の一つである。一般的に肉や魚介の生食を嫌う欧米食文化圏において、カキは例外的に生食文化が発達した食材であり、古代ローマ時代から珍重され、養殖も行われていた。」
 
「日本では縄文時代ごろから食用されていたとされ、多くの貝塚から殻が発見されており、ハマグリに次いで多く食べられていたと考えられている。室町時代ごろには養殖も行われるようになったという。大坂では明治時代まで広島から来る「牡蠣船」が土佐堀、堂島、道頓堀などで船上での行商を行い、晩秋の風物詩となっていた。
かつては広島や東北などの産地から消費地まで輸送するのに時間がかかったため、日本ではカキの生食は産地以外では一般化せず、もっぱら酢締めや加熱調理で食された。
(中略)
日本人がカキを生で食べるようになったのは、欧米の食文化が流入した明治時代以降であり、生食文化が欧米から輸入された珍しい食材である。」
 
 
 結構歴史ある食べ物なんですねカキって。古代ローマ人も養殖してたのね。
 
In the early 19th century, oysters were cheap and mainly eaten by the working class.(Wikipedia)
19世紀初頭、安価なカキは、主に労働者階級の人々の食べ物だったようです。
 
Steak and oyster pie, also known as beef and oyster pie is a traditional Victorian English dish. It is also known in Australia and New Zealand. In Ireland,…
また、steak and oyster pie(beef and oyster pie)とゆーミートパイというのもあって、こちらは伝統的なヴィクトリア朝の料理だそうな。
当時、家庭で安く上げようと思ったら、肉の分量よりカキを多く入れればいいのかな。
 
 
テューダー朝の芝居好きな人々は、どんな風に食べ、どんな話題で盛り上がっていたのでしょう。
上の記事によると、相当食べていたように思えますが、それって一食に付き、おいくらしたのでしょうか…。
気になる…。