少し以前。
試験勉強の中、参考程度に見ていた「アスベスト」の記事や写真。その中に気になる記述が。
「それから、紀元前数百年前に、エジプトでは、ミイラを腐敗から防止する目的で石綿の布を使っていたということです。
日本では、文献で石綿が出てきたのは「竹取物語」の火ネズミの皮衣という言葉で出てきた言葉が最初だろうと言われています」
日本では、文献で石綿が出てきたのは「竹取物語」の火ネズミの皮衣という言葉で出てきた言葉が最初だろうと言われています」
早速調べてみると(勉強中断)、マルコ・ポーロによる『東方見聞録』の、「サラマンダーの皮」と呼ばれる鉱物の話や、我が国の平賀源内が秩父山中で発見した石綿を布にし、中国の『捜神記』の火浣布になぞらえて、同名で江戸幕府に献上したという話が出てきました。
現在では人体に大きな影響があることが判明しているアスベスト…。やはりこの世の中に「万能なもの」なんて無い、という気がします。