庭の梅

 
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梅が咲きました。
とってもいい匂いがしています。ちょっと、幸せな気持ち。
残念なことに匂いまでは取っておけないけれど、せめて、画像で今年の梅を残しておこう、と。
 
 
てワケで、万葉集から。
 
「闇夜(やみ)ならば宜(うべ)も来(き)まさじ梅の花咲ける月夜(つくよ)に出(い)でまさじとや」
 
紀郎女 巻8-1452
「闇夜ならおいでにならないのもごもっともです。梅の花がこんなにきれいな月夜に、まさかお出かけにならないとでも…?」
 
「うべ」は納得、承知するの意味の語、「来まさじ」「出まさじ」はともに敬語表現を用いながら、推量的に否定した言い方です。」(「恋に揺れる野の花々」 永岡書店 今野寿美著)
 
…日本語も難しーぞー。
 
 
今日はいいお天気です。
古の都も、きっとこんないいお天気だったかもしれない…と思いながら、はたと気が付いた。
 
この歌は、「夜」の歌だった…、と言うことに。
 
どんだけ詰めが甘いのだ、私。