昼休みのお散歩中に撮った今年の水仙。
数日前はもっと香りが強かったです。
数日前はもっと香りが強かったです。
飯塚信雄氏の著書、『ファッション史探検』 シャンデリアの項には、
19世紀のロンドンでは、黄水仙が好まれた。コーンウォール半島の突端に近いシーリー諸島から早船でロンドンに送られてきた黄水仙は、室内の悪臭を防ぐために、なくてはならないものだったのだ。また、ガラス張りの温室ふうの室内は照明度こそ抜群のものだったが、乾いた、いやな匂いからまぬがれることはできなかった。19世紀の前半、人々が照明に使っていた獣脂ろうそくというのは、不完全燃焼すると悪臭を放つので、上手に芯を切ることが子供に課せられた大切な役割だった。
この後は蜜蜂の蝋を原料とする蜜蝋ろうそくの使用に移行していきますが、獣脂ろうそくと違い、「ずっと高価なものだった」そうです。
ちなみにろうそくの芯を切るハサミがこれです。
Snuffers, 1830–1840 V&A Museum no. 284-1899
とりあえず、どアップの写真も撮って載せちゃう。
香りも取っておければいいのに。
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