白いツバキの花

白い椿が咲きました。
 
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愛を打ち明けた青年・アルフレードに、高級娼婦・ヴィオレッタがツバキの花を渡して、言う。
この花がしおれる頃「返しに」来るように、と。
 
二人は「明日」の再会を約束して別れます。
 
 
 18世紀初め、オランダ東インド会社の商館医ケンペルによって、ツバキが欧州に紹介され、1848年アレクサンドル・デュマがツバキを題材に『椿姫』を書き上げます。
そして1853年、ジュゼッペ・ヴェルディ作曲のオペラが初演されました。
 
 「ツバキ」と言うと「ヤブツバキ」を指すそうですが(「週刊 花百科 No.3)、この「ヤブツバキ」は世界に誇る日本の花木なのだそうです。
 
 
人とのつながりは数千年にもおよび、果実は油に、硬い材は器具や新炭などに用いられてきた。古代の日本人にはツバキは精霊の依代(よりしろ)であり、四季を通じて茂る濃い緑の葉に“霊力と繁栄”を感じて、「厚葉木(あつばき)」「艶葉木(つやばき)」などとも呼んだ。」(P4)
 
 
 「艶葉木」。なんだか素敵な響きですね。
 
 ツバキは茶花の印象が強かったのですが、万葉集にもありましたもんね。
 歴史のある花木だったことに改めて気付きました。
 
 
 
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これはこれから咲くピンクの花。
 
きちんと手入れしてないことがバレバレですが、もうじき咲きます。
 
楽しみです。