花の色が変化することから、「七変化」とも言いますね。
いずれにしても大変優雅な感じがします。
「平安時代になると、アジサイは庭木として植えられるようになったというが、がく片が4枚であることから「四」が「死」に通じて縁起が悪いとされ、寺などでひっそりと咲き続けた。」(「花百科 15 あじさい」 P6)
江戸時代後期、シーボルトなどによって欧州に紹介され、「「東洋のバラ」として愛好されてからさかんに改良が進み、よそおいを新たにして里帰りしてきたのが西洋アジサイと呼ばれるものである。」(花百科 15 あじさい)。
安治佐為(あぢさゐ)の八重咲くごとく弥(や)つ代にをいませ我が背子見つつ偲ばむ
アジサイの花が幾重にも重なって咲くように、あなたもいつまでも元気でいてください。この花を見るたびに、わたしもあなたのことを偲んでいます。