寒い冬を耐えて、春、真っ先に花を咲かせる梅。
画像はウチの、全然手入れしてない鉢植えの梅です。
それでもとてもいい香りが漂っています。
それでもとてもいい香りが漂っています。
画像と一緒に、この芳香も一緒に掲載したい。
紅梅
「平安時代の装束に「濃紅梅(こきこうばい)」「紅梅」「薄紅梅(うすこうばい)」などが用いられ、紅梅にも濃淡のあったことがわかる。もっとも現代でいえばワインカラーに近い。当時は藍(あい)で下染めしたうえに紅花で染めたため、やや紫を帯びる色になった。江戸時代には紅花のかわりに、安くて入手しやすい蘇芳を使った。また、平安中期には「今様色(いまよういろ)」という色名も登場する。これは濃い紅梅色だが、今様とは「当世風」とか、「いまの流行」といった意味なので、この色が流行色としてもてはやされていたことを物語っている。
日本人はことのほか梅が好きだったらしく、慶祝の心を表すのに、紅梅と白梅を組み合わせた。よく知られる尾形光琳の「紅梅白梅図屏風」はその典型だが、祝儀用に紅白の餅や饅頭をつくるのは、この流れをくむものだろう。春を迎える喜びを、一般の祝儀にも適用したわけである。」
(『色の名前で読み解く日本史』 中江克己著 青春新書)
日本人はことのほか梅が好きだったらしく、慶祝の心を表すのに、紅梅と白梅を組み合わせた。よく知られる尾形光琳の「紅梅白梅図屏風」はその典型だが、祝儀用に紅白の餅や饅頭をつくるのは、この流れをくむものだろう。春を迎える喜びを、一般の祝儀にも適用したわけである。」
(『色の名前で読み解く日本史』 中江克己著 青春新書)
「紅白」と聞くとすぐに「饅頭」を連想してしまうワタシ。
「饅頭」と言えば、「食べたい」。すぐに食欲に直結。
「饅頭」と言えば、「食べたい」。すぐに食欲に直結。
それでは、「梅」と言えば。
やっぱ、そこは 「梅干し」「梅酒」 でしょ。
やっぱ、そこは 「梅干し」「梅酒」 でしょ。
実物は画像で見るより、もっと繊細な感じだったかなー。
紅梅図
白梅図
先日、余所のお宅の前を通りかかったら、鶯の鳴き声が聞こえました。
ここ何年も聞いたことがなかったので、驚きました。
ホントに「ホケキョ」と聞こえるんだもんね。
さて、現在は卒業式シーズンですが、この次は入学式。
桜の季節がやって来ます。