昔々。
これは551の月餅。密書及び武器はナシ。
中秋節に月餅を食べるという習慣は、唐の時代からだそうです。
千年以上にわたって、中国では中秋節のお祝いに月餅を食べる習慣がある。一族が集まり、それぞれが小さな月餅の4分の1を食べ、酒をくみかわし、詩を吟じて、月を愛でる儀式だ。昔からこのお菓子は丸く、満月を思わせる意匠となっている。(『ケーキの歴史物語』 二コラ・ハンブル(著) 堤 理華(訳) 原書房
P100 第4章 ケーキと儀式、その象徴性
なぜケーキは丸いのか?
元はそれなりに大きなサイズのものだったものを、皆で切り分けて食べていた。
現在、お店で見かける月餅はそんなに大きいものではないですもんね。
中身になるのはハムからツバメの巣、乾燥させた花とさまざまだが、伝統的にはハスの実や甘い小豆餡を用い、ときにはゆでた塩漬け卵の黄身を中に入れたりする。卵の黄身も、月餅そのものと同じく満月の象徴である。つまり、ひとつのお菓子をいくつもの象徴でいろどっているのだ。
551のホームページ内の商品案内には、
「栗、アーモンド、ピーナッツなど木の実入りあんを使った甘さ控えめの中華風パイ菓子です」
とありました。
確かに大甘ではなく、ちょうどいい感じ。
私はコーヒーと一緒にいただいちゃいました。もちろん緑茶も合う。
パイ菓子、と聞いて、じゃ、「月餅」って英語で何て言うのかなと思い、調べてみたら、mooncake。
可愛い。